2008年05月29日

良書:人間関係の技法:木戸幸聖

◆人間関係のポイントは挨拶

 ・相互に相手を認め結びつきを強める基本的なコミニケーション行動
 ・挨拶の程度はその人が普通の人かどうかを見るバロメーターである
 ・にこやかな挨拶は一種の心の豊かさである
 ・内向的な人は人から支配されるのを恐れるゆえに挨拶が苦手で印象が悪い
 ・外交的な人は積極的に挨拶を行い相手に好意的に受け入れられ認められる
 ・心の病気にかかった人の社会復帰は挨拶の仕方を重要な課題にあげる
 ・幼児の躾で挨拶は重要、上手な人間関係や健全な成長の鍵になる
 ・挨拶ができる子供は行儀がいい、挨拶は基本的な作法の一つである

◆コミニケーションの基本は言葉のキャッチボール

 ・ボールを投げ受取った人が球を投げ返しその球を又投げ返す・・・
 ・会話はギブアンドテイク自分が話したら次は相手に話す権利を
 ・言葉をかけるのも大事であるが返すことの大切さを忘れない
 ・返事もしないという無視は心理的に深傷を負わせる陰湿なコミニケーション
 ・無視された当人は「無力感、疎外感、孤独感、いらだち」に苦しむ
 ・批判はしばしば相手を責め自分の考え方を押し付ける形に発展する

◆聞き上手のポイントと効果

 ・「ありがとう」の言葉は人間関係の潤滑油である
 ・励ましには「元気つけること」と「相手への思いやりや愛情」がなくてはならない
 ・褒めるポイントは「人柄」と「作品や行為そのもの」をほめる方法がある
 ・聴く効果は話し手の自尊心を高め心を癒し健康を保つ最大の支援である
 ・漠然とした気分や感情を話すことで言語化すれば現実味をおびてくる
 ・愚痴を鵜呑みにしない、愚痴る過程で独自の物語を加工する働きがある
 ・概して依存的で自分を認めてもらいたいという欲求の強い人ほどよく愚痴る

◆言葉と目の表情
 
 ・目と表情は非言語的コミニケーションとして重要な役割をもつ
 ・言葉と目の表情が一致しておればホンネに近いメッセージの意味
 ・目と目の接触は乳児幼児と母親のコミニケーションで愛着の一つ
 ・愛情、怒り、疑い、悲しみ、敵意などの感情は目の表情でも判る
 ・自閉症や精神障害者は目と目の接触を避ける傾向が強い

◆批判と嘘

 ・人格に関する非難は相手の自尊心を傷つけ反発を呼ぶ
 ・ネガティブな感情を伴う批判や叱り方は相手の人格まで非難することが多い
 ・人格非難の例「誤字だらけではないかこれでは君に任せることはできない」
 ・嘘は「嘘つきは泥棒のはじまり」の言葉が示すように不道徳の代表である
 ・嘘には利己的、利他的、関係調節的等の種類あり不道徳ばかりではない
 ・病人の見舞いに「元気そうだね顔色もいいし」と言うことばは利他的な嘘である
 ・自分を有利に導くための嘘は利己的で許しがたい


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2008年05月27日

良書:父親のすすめ:日垣 隆

■大人への自立には正しい選択能力を育む

 ・「ほかのものを選びうる能力が自由の主体」とアリストテレスは言った
 ・人生は毎日が選択の連続だ「何を食べるか」「何を着るか」「どこに誰と行くか」・・・
 ・人間が悩むのは二者択一「矛盾する二つを同時に実現しようとするからだ」
 ・しかし人生で大事なことは選択の余地がないものがある、その一つが「躾」である
 ・あいさつ、感謝、言葉つかい、整理、勉強等の「躾」は選択の余地がない
 ・子供に自立心を育むために「総枠管理」という基本的な考え方がある
 ・「総枠管理」とはお金の使い方でいえば月10万円で生活していくと言う事
 ・総枠管理の原則は「優先順位が正しくつけられる個別管理が出来ての話である」
 ・学生であれば先ず授業料、本代、食事代、交通費、交際費、衣服、旅行という順序

■大人が子供に教えることは「生きるための知恵」

 ・子育ての目的は「子供が親を必要としなくなる日を目指すことである」:自立
 ・親が子供に教えるべきことは「生きるための知恵」を伝授すること
 ・具体的には危険や失敗からの脱出法や不測の事態に対応する能力
 ・家庭は危機や危険から身を守る砦であること
 ・困った事態にどれだけ立ち向えるか、またどうやって抜け出すかと言う知恵力

■成長とは「単独で問題を解決できる能力を高める」こと

 ・人間的な成長とは「単独で問題を解決できる能力を高める」こと
 ・問題解決には真の原因究明する幅広い知識と体験に立脚した知恵が大事
 ・例えば「学生が新聞を読まなくなった」という事例
   原因1・・・新聞がつまらなくなった・・・新聞社の問題
   原因2・・・新聞を読む気がしなくなった・・・読み手である学生の問題
   原因3・・・新聞を買うお金がなくなった・・・お金がなくなった理由はいろいろ
 ・この事例は「原因が異なるが結果が同じになる」という問題解決の例である
 ・問題解決とは当然の事であるが原因に応じて手を打つということ

■失敗を成功にした体験が大事
 
 ・正しく生きるための絶対条件として成功体験が不可欠
 ・成功体験とは「小さな努力が報われるた」という体験でる
 ・迷っても間違っても、あきらめず努力すればやがて目的地に着くという体験
 ・モノゴトを一人でやらせることで初めて困難克服や成功体験を身につける 
 ・頭のよさ(知恵)とはモノゴトに対する「判断の的確さ」と「速さ」のこと
 ・知恵や問題解決力は多くの失敗を体験しないと向上しない
 ・失敗体験の向こうに成功があり生き抜くための知恵をつける
 ・自分を客観視できて初めて「かけがえのなさ」(代替がない)を実感できる
 ・成功や失敗という体験を客観視することで人は成長する
 ・客観視とは成功も失敗も「これも自分である」と自認することである

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2008年05月22日

良書:モノづくりのこころ:常盤元会長(花王)

◆経営の質を高める「選択と集中」その心構え

 ・企業は存在する限り個性がないと意味がない(人間と同じように)
 ・企業が独自性を発揮するにはトップの選択と集中が欠かせない
 ・ものごとの決断とは「カットオフ」切り離す切捨てると言うこと
 ・何かを選択し集中すると言うことは簡単ではないが何かを捨てる事
 ・捨てる決心ができなければ選択と集中も不可能である
 ・いろんな事情で捨てることができない時はせめて思い切った強弱をつける
 ・組織に揺らぎを起こすために異質の人材を積極的に受け容れることも大事

◆差別化と個性

 ・経営にとって「差別化に最も有効なのが技術である
 ・科学に目的をもたせるのが技術であり技術が製品やサービスを育む源
 ・技術者は専門技術と経営戦略の融合ができる能力をつける
 ・専門分野にいながら全体のことを考えて仕事ができる視野の広さ
 ・個人には個性があり自分自身になりきることで明日が開ける
 ・分相応とは個性を生かした生き方このこと
 ・自らの個性に即して主体的な人生を生きる

◆漢方による病気とらえ方

 ・病気は人体のシステムの乱れである
 ・システムを治せば病気は自然に治癒する
 ・漢方では病気と言う部分ではなく、病人と言う全体に焦点をあてる
 ・西洋医学の考え方は病気の患部をとらえそれを取り除き正常にする
   (まるで機械の部品を交換するように・・・)

◆自然と道理に学ぶ:高橋教授の「易に学ぶ」

 ・物事には必ず兆しがある「兆しやキッカケ」を大切にすれば事はうまく運ぶ
 ・あるべき自然に逆らった不自然は過ちと悪への道である
 ・道理にかなった行いが善であり外れたら直ちに改めるべし 
 ・善悪も小さな事から始まって成功と敗北に分かれていく
 ・ものごとは微細の積み重ねである 

◆易経の三大示唆「変易・不易・簡易」

 ・変易・・・変わること
 ・不易・・・変わらないこと
 ・簡易・・・簡単明瞭なこと


◆熟達(型ができる)に至るまでの時間:波多野心理学者

 ・選択と集中の結果である「型」とは本質を抽出したエッセンスである
 ・「型とは誰でもその通りにやれば上達できる」という普遍性を含んだノウハウ
 ・そのヒトの型ができるには5000から10000時間の訓練が必要である
 ・1500時間のレベルは素人ではかなり上手な方と言う表現である
 ・500時間程度は初心者の段階と言われる
 ・熟達にはデーター化されにくい暗黙知を学び取る必要がある
 ・暗黙知を学ぶにはヒトの温もり仲間意識が非常に大切である
 ・価値観が共有され距離感のない親近感がとても大事である
 ・ヒトのもつ愛、信頼、気と言ったものが大きなエネルギー源となる
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2008年05月20日

良書:すべては脳からはじまる(続):茂木健一郎

◆脳は快楽主義である

 ・何か行動を起こし、うれしいこと(報酬や快楽)があるとその行動は強化される
 ・これを『強化学習』と呼ぶ、人はこの「強化学習」によって変わっていく
 ・褒めると効果があるのは「強化学習」のためである
 ・人の行動を変えようと思ったらほめ続けることだ(動物も同じ)
 ・認められることは脳にとって最大の報酬の一つである(イルカの調教)
 ・快楽は脳が作り出した『変わるための魔法』なのだ但し快楽の自己責任が必要
 ・快楽には飲食や贅沢から奉仕活動や未解決問題に取組むというものまである
 ・やがて確実に手にする喜びはその実現を先延ばしにするほど長続きする
 ・楽しみにして待つことの意義は大きい

◆脳は人間関係から多くの喜びを得る

 ・新しい環境に置かれると脳はフル回転して潜在能力が発揮される
 ・文化とは人との出会いから生まれる
 ・語らい意見を交換するそのような場が文化を育むのである
 ・人間関係での喜びとは誰かの役に立ったか心が通じあったかと言う点にある
 ・他人と比べてどうかという比較は本来関係がないのである
 ・競争もまた一種の人間関係である
 ・一位になると言うのは目的でなく褒めてもらう認めてもらうための手段である

◆脳を活性化するには健全な批判的精神も大事

 ・小事にこだわらず常に全体を眺めたうえで大胆に行動すると脳が活性化
 ・但し行動で何よりも大切にすべきは『プリンシブル』にそってと言うこと
 ・プリンシブルとはモノゴトの道理、原理原則ということ
 ・常に勝ち馬に乗る人生は楽しいかも知れないが魂の成長には役立たない
 ・逆境でも自らを奮い立たせる脳の働きは負けた苦しさに耐えなければ鍛えられず
 ・人間の成熟度の目安がどのくらい人の話を聞けるかで判る
 ・長所を褒めるだけでなく短所も客観的に観察し把握するが大事
 ・時として批判的精神(短所)がよりすぐれたモノゴトを生む創造力の元になる


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2008年05月15日

良書:すべては脳からはじまる:茂木健一郎

◆まえがきから

脳を理解することはすなわち人間を理解することである。私達の喜びも哀しみも全ては脳と言う劇場を舞台にしてはじまる・・・。今日に於いて、脳を生かして生きる最良の方法は自分の脳の中に息づく多様性を慈しみ、世界にあふれている多様性を抱きしめることである。

◆ことば「笑い」の心理

 ・緊張をほぐすために笑って見せたのが笑いが生まれた理由である
 ・危険に見えて実は安全と言う時に人は笑いを誘うのである
 ・心から笑うことができるのはそこが心理的な安全地帯であるであるからだ
 ・心からの笑いは一種の贅沢でさえある

◆脳回路と記憶

 ・音楽鑑賞という高尚な欲望と美食を求める低俗な欲望が同じ脳回路で処理される
 ・酒やタバコという嗜好品の欲望と美術や哲学といった教養はと同じ回路である
 ・脳は貯えた記憶の関連性を結び常に活性化した記憶を編集し続けている
 ・記憶力で大切な事は正確さより記憶を整理し編集し生きる知恵を見出すこと
 ・脳に蓄積された情報は簡単に消えないが適切な刺激を与えないと蘇らない
 ・なつかしさは膨大な情報の中から刺激により再活性化された意識と感情である
 ・たとえば生家の柱の傷を見て幼少のころの生活を思い出すことなど
 ・創造性とは編集の過程で経験し蓄積された新たな組合せで生じる現象である
 ・高齢者のインターネットは本人の記憶や潜在力を伸ばすのに適している

◆遺伝子に頼るよりプラス思考と行動が大事

 ・弱点を抱えた人がそれを克服し余人には及ばない成果を出す人がいる
 ・これは明らかに脳がプラス思考で働いたためである
 
 ・脳は情報が音声だけであると状況を上手く理解できないが視覚は一目瞭然
 ・とりあえず行動することによって次に何をすべきかが見え脳が判断する
 ・知能に対する遺伝の影響はほぼ50%で後の半分は環境と本人の努力次第
 ・遺伝子によって行動のほとんどが決まるのは昆虫や下等動物
 ・人間は下等動物と異なりこれで終りと言うのではなく学び続けるのが特徴だ
 ・脳は見えないものあると、かえって創造をかきたてられ見たい欲望がつのる
 ・名作は洋の東西を問わず何か重大なことを隠しているという印象を与える
 ・顔立ちは才能の一部である、魅力的な女性と目が合うと脳が活性化する


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 このレポートは次回に続くキーワードは
   ◆脳は快楽主義である他

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2008年05月13日

選書:生きる力、生かす気功:根岸宏衣

◆気は高きから低きに流れる

 ・高い気の人は低い気の人に吸い取られる
 ・気が低い人は病人を見舞ってはいけない
 ・病人はみな一律に気が低く波動が悪い
 ・気が低い人がさらに気の低い人とつき合えば病む
 ・毎日が疲れている人との交際は避ける

◆元気の要素

 ・心が病気をつくり心が病気を癒し治す
 ・気のよい人(善)とつきあうと元気を与えられる
 ・気の悪い人とつき合うと体が疲れ心が曇る
 ・人の言葉には強力なエネルギーがある「言霊」
 ・積極的な言葉が大事、消極的、否定的な言葉は自他のエネルギーを奪う
 ・すぐれた本は温かい波動が流れている
 ・笑っている顔は相手によい気を与え元気をあたえる
 ・音楽は最高の気のエネルギーである:モーツアルト

◆ガン告知を受けたときの気功学的な心理療法

 ・ガン細胞をやっけるなどと考えない、ガン細胞も身体の一部
 ・自分の生き方や心の持ち方の誤りに気づくこと:ガンは結果である
 ・今生かされていることに心の底から感謝する
 ・毎日よいところを探し感謝の気持とよい人よいモノを選択し触れる
 ・不平不満や被害者意識は最悪の結果を招く心である
 ・自分で出来る範囲でまわりの人に役立つ生き方をする「心の清掃」
 ・呼吸体操と宇宙イメージ内観法(精神を集中し自己観察)の実行
 ・緊張をほぐす時間をつくり元気になったイメージを日々訓練
 ・ガンが消えるまで外気功の治療を受ける:気功師から気をもらう
 ・気功治療で治った事を医者をはじめ多くの人に話す:元気を分け与える


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2008年05月08日

良書:挑むリーダーたちへ:村田昭治

◆21世紀型企業の基本的な哲学

 ・生活者の声を製品やサービスに反映させ「常に人間性を重視すること」
 ・社会貢献の視点にたって「環境問題には特に敏感な」企業風土と哲学を持つ
 ・信頼される企業になるために「倫理を確立し開かれた企業」を目指すこと

◆リーダーの使命と役割

 ・リーダーの決め手は社会的な使命、ミッションをしっかり持つことである
 ・使命はシンプルで凝縮されているほど組織全体に浸透し徹底しやすい
 ・どの時代も最も開発の可能性がある経営資源は人つまり人間の精神である
 ・不祥事の多くは企業本来の使命感を忘れた数字のみの目標に起因している
 ・破壊力をもつリーダーは組立力も強い 
 ・今までの古い体質を破壊し新しいしくみを創るこの能力がとても大切だ
 ・真の破壊力は熱い気持ち地道に勉強を続けてきた忍耐と蓄積がある

◆輝ける企業を創るための緊急経営課題

 ・社内規約を明るく創りなおす特に競争でなく協力関係を重視する
 ・今日、この瞬間を大事にし「快適な人間関係をつくりあげる」
 ・現実の認識や判断は現場を見て考えること「3現主義の徹底」
 ・管理業務とポストを最少にすること
 ・主体的に考え自発的に行動する人つくり
 
◆人間は学ぶ心を忘れると必ず横柄になる

 ・学ぶ行為が人間の深さやさしさをつくる
 ・トップが学び続け教育に力を入れ人つくりに燃えなければならない
 ・変革力は打算のない善意、好意、情熱から生まれる
 ・人間の潜在意識を顕在化させるには熱いテーマが必要である
 ・よい事をはじめるのに遅すぎることは決してない
 ・人生に夢があるのではなく夢が人生を創る
 ・未完成だから未来があり勇気をもち想像力を働かせていくことができる

◆日本人の魂を奪ったマニュアル化標準化の概念

 ・文明主義(モノとマネー社会)は進んだが人間の精神は退化した
 ・「マニュアル・標準化」この概念がが日本人のよさを無くした諸悪
 ・理由は@深く考えるA修羅場をくぐるBよく学ぶ・・・のどれも体験させなくした

 ・今日、組織の幹部の多くがこの概念でしかものごとを捉えない悲劇がある

◆リーダーが学ぶべき大切なこと「文化」

 ・合理性から離れた文化には個客が感動する価値を創造するものがある
 ・文化とは「歴史・哲学・風俗・民族・人間・生活・くらし・生き方・遊び方・・・」
 ・今後のキーワードは「魅力とセンス」会社の魅力、商品の魅力、人間の魅力
 ・人間を大事にできない社会は愛情や信頼といった最も大切な心がつくれない 

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