2008年07月17日

良書:人はなぜ足を引っ張り合うのか:斉藤勇

■和を重んじる日本社会と日本人の生き方

・日本人は自分らしさより 「自分の打算を重視した生き方」をする
・同調性や協調性が強く求められるために意見を強く主張しない
・自分以外の人々が全員一致した時 集団の圧力を感じ多数に従う
・周囲の事を考え なるべくそれに適合する生き方を選ぶ
・一貫して一つのことを主張する人は意見が確実性を帯び信用される

■集団の心理と圧力

・3よれば集団圧力、みんなが言っています」のみんなとは3人程度
・従って3人が結集すれば集団の流れを変えることができる
・会議は極端化傾向をもつ、討議するほどより挑戦的か保守的になる
・組織のためと言う大義名分は時に人間を残酷にさせる
・行動力は「責任が集中しているか分散しているか」で決まる
・関係者が増えると人は火中の栗を拾わなくなる
・気づきは自分だけでない 誰かがそのうちにと言う心理状態


■地位と権力の魔性

・地位は人をつくるが また人をワンマンにする
・欲望の充足は上になるほど誰も反発しないためにエスカレートする
・地位が上がるにつれ自尊心やプライドが高くなり相手に敬意を要求する
・人は権限をもつと玩具を与えられた子供と同じ心理となり使いたくなる

・権限は凶器である、権力の乱用はいとも簡単に組織や人を滅亡させる
・権力を持つほど説得を放棄し脅迫と言う手段(転勤・降格等)を使う
・脅迫手段を使う人の65%が部下とは金で動く存在に過ぎないと考えている
・指示待ち族は「とにかく働きたくない、責任ある仕事はしたくない」と言う心理

・人は自分の利害得失のためなら権力者に取り入る「茶坊主能力」がはびこる
・優秀な管理者や社員は本人や相手の自由裁量をとても大切にする
・専制的リーダーと民主的リ-ダ-の大きな違いは自由度を与えるか否か
・地位が上がれば 権限を乱用しないことが人格者として義務

■共貧関係と共栄関係

・足を引っ張り合う関係を共貧関係プラスの関係を共栄関係と呼ぶ
・日本人は「和」重視するが実態は自己防衛のための競争的 共貧関係
・仕事の成果は共栄関係でなければならない
・ライバルが同じ権限を持てば人間関係は泥沼化する(権力行使に執着)
・上司は二人の間に信頼関係が成立するようなマネジメントに努める
・マンネリ打破には競争関係や協力関係を有効に使い分けることが大事


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2008年07月15日

良書:自分を鍛える:ジョン・トッド 

図書の目次あまりにも素晴しい「生き方の要約」です。それに一言コメントを付加しました

◆自分の頭で考える

 □人は誰しも生まれつき一つは抜きん出た才能をもつ(体験で汝を知ること)
 □天才とは優れた忍耐力があるということ(好きなことは苦痛でなく楽しみですらある)
 □自分の価値は努力と言う代価が支払われている(継続が努力の意味)
 □若いときは知識でなく頭脳を鍛える(自己決断し結果に責任を持ち自己反省すること)
 □自分の頭で考えることが自分を鍛えることになる(マニュアルは考えない脳をつくる)
 □判断力を身につければ不毛な徒労は避けられる(原理原則や道理を学ぶ)
 □人間の本質を見抜く洞察力をもつ(人間関係が人生の幸、不幸を決める)
 □先人の知恵に自分の知恵を重ねる(歴史上の人物や古典に原理原則を学ぶ)

◆よい習慣と強い信念が成長の支え

 □日々を充実させるよい習慣を身につける(7つの習慣を参考に)
 □計画を立てれば粛々としてはかどる(PDCAを回す習慣)
 □計画通りに忍耐強く一分一秒を充実させる(仕事は計画に沿って行うことが原則)
 □時間厳守の習慣を身につける(信頼と自己管理の基本は時間管理から)
 □志を立てたら早起きの習慣を実行する(大切な事は自分の意志で起きること)
 □誰からでも何かを学び取る意気込みで人と接する(善悪全てが教師)
 □一期一会の心で事を処する(出会いは何かのメッセージと捉える)
 □ふだんの生活は質素、清潔を心掛ける(5Sで人を見る)
 □早く行うことより入念に行う習慣を(仕事力は「正確さ」×「速さ」
 □自分の感情を制御できる人間になる(4大感情、喜怒哀楽の内「怒」を制御する)
 □妄想は心をすさませるだけ(「疑心暗鬼」疑えば心に鬼を呼ぶ)
 □公正で慎重な判断力を養う(特に人事の公正さが組織の健全性を決める)
 □真の友は強い見方、人生の妙薬(同情は罪、得がたき友は良薬口に苦し・・・)
 □優れた頭脳の持ち主か優れた心の持ち主か(能力より人柄を重視する)

◆確たる見識を身につける

 □全ての注意力と思考力を集中すること(集中するには優先順位がつけられる事)
 □環境の制約を突き破ってこそ伸びる(新しい事は前例にないこと)
 □学問を身につけるには根気よく反復(脳は筋肉、訓練の数が大事」
 □仕事の対象を巧みに転換する(1時間単位に算数、国語、社会と切替える)
 □悪書に注意すること(脳の食事は情報「見るもの、読むもの、聞くもの」
 □人に語ることによって内容が自分のものに(レポート化と言う習慣)
 □良書で人生の知恵をくみつづける(「これは○○の原則」に目をつける)
 □考えはその場で書きとめておかないと直ぐ消滅(エジソンはメモ魔)
 □良書は頭脳の働きを刺激し活発化する(創造力は見るより読む文化で)


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2008年07月10日

良書:直感ひらめきの心理学:ドロシー・A/ドリス・J

■直観力を開発する方法

 ・先ず大切な事は直観力を信じること
 ・積極的な思考や態度をとり、ものごとに熱中すること
 ・肯定的な表現を多く使う
 ・問題を具体的にすること、抽象的な表現はダメ
 ・具体的な行動の目標を設定する
 ・その問題を書き一日数回これを断言し自分に聞かせる
 ・夢を利用する(繰返し見る夢が大事)

■中国古典の2大思想「儒教」「道教」の教え

 儒教・・・人間関係や倫理の実践的教育哲学「孔孟の書が代表実務書」
 道教・・・自然の秩序に従う哲学。神秘や直感を重視「易経が代表実務書」
 ・真剣に道を学ぼうとしたら直感的な感情の声に従うことを学ぶ
 ・理論が教えることができるのは道がどこに続いているかということのみ

■新しい論理的枠組みの学習ポイント
  
 ・学ぶと言うことを学ぶ、何をどのように学ぶかがポイント
 ・どのようによい質問をするかを学ぶ
 ・正しい物事に関心を持ち続ける(何事も、感心 関心 歓心)
 ・新しい考え方に心を開き評価する
 ・得た情報の利用方法を常に考える(ビルゲイツが得意)
 ・今知っている事は変わるかも知れないという柔軟性
 ・心像を使用し物語を語る (一枚の絵を語る練習)
 ・練習に集中する(練習のコツは真剣さこれが脳のデータになる)
 ・脳全体の刺激や教育を活発に(アゴと視覚を使う)
 ・可能性から個人に関心をもつ、いわゆる「プラス思考」
    
      参考:ファーガソンのトランスパーソナル教育法


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2008年06月26日

良書:できる人は眠りが違う(他):

◆睡眠の重要な機能

 ・精神的な疲労の回復(脳の疲労)
 ・睡眠は重要な記憶を定着させる機能をもつ
 ・危険なマイクロスリープ現象の防止
 
 自覚がないのに脳が一瞬睡眠をとる状態がマイクロスリープ現象と呼ばれ、
 これが元で大事故が起きる。昼食後に15分程度眠る習慣はマイクロスリー
 プ現象を防止する

◆睡眠の特長

 ・最大のストレス解消法は脳を休ませること(眠ること)
 ・人の情緒や精神状態によって睡眠の時間は違う
 ・精神状態がよい時は短くてすむが悪い時はかなり眠らないともたない
 ・躁状態は調子がよく睡眠時間は非常に短くなるがウツ状態は逆となる
 ・質のよい眠りは入眠後3時間が勝負
 ・明け方近く夢を見たりするレム睡眠は脳が起きている状態
 ・体温と脳の関係は体温が高いとき脳は活発に活動している
 ・体温が低い時に脳は休むが個人の体温パターンにより睡眠のリズムも決まる
 ・体温ピークは人により朝夜夕の3タイプに分けられる(脳の活動も同じ)
 ・自分の体温パターンを知り体温の低い時は床につく
 ・体内時計の周期は25時間であり朝の光で24時間にリセットされる

◆上手な睡眠のとり方

 ・日中に行う運動などの行動はよい睡眠にかなりの効果を発揮する
 ・創作のような知的作業は運動と同じ位に脳を使っており体温が高まる
 ・昼と夜のメリハリのある生活を心がける
 ・睡眠や起床の時間はキッチリと守りずらさない生活態度が大切
 ・ダラダラした生活は浅い睡眠のもとになる
 
 ・睡眠前に好きな読書で脳が興奮するような刺激は避ける
 ・明るく前向きな精神状態は睡眠の質も高まる
 ・ストレスを減らすには「これは大変」という言葉を使わない
 ・自分の行った結果に自信を持つ生き方が非常にいい睡眠になる
 ・後悔の多い人生はよい睡眠もできない

 ・昼間の時間管理(仕事)を充実させるポジティブな思考が基本
 ・徐々にストレスを溜める人はガンの発生率が高い
 ・積極的でも人に攻撃的なタイプの人は心臓血管に障害を起こしやすい


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2008年06月24日

選書:自分の顔を持つ人になる(他):中野孝次

◆自信とは自分を知ることから
 
 ・自分を知ることなしに自信は得られない
 ・自分を知るためには先ず何かをやってみる事だ
 ・そして自分の弱点と長所を認識する事が自分を知る第一歩だ
 ・本当の自信は決して自分を甘やかせたりうぬぼれたりしない
 ・一度も挫折したことのない者は人間として面白みや思いやりに欠ける
 ・「過ち一度もなき者はあぶなき候・・・」:「葉隠れ」からの言葉

◆日頃の努力が精神を鍛える

 ・チャンスは日頃自分の内に蓄えた自力あるもののみに訪れる
 ・逆境に努力し鍛錬を重ねることが自信や誇りとなり不遇に絶える力となる
 ・性格とは「好み、習慣、意志、価値観」等、自分の立場を明確にする事
 ・自分の立場を明確にすれば迷うことはなくなる何事も基準が大事
 ・楽な暮らしは性格を弱くするが我慢することは強い性格をつくる
 ・このことは日常の習慣が性格を変えるという証である
 ・一人では何も出来ないが現実を変えるには一人の行動から(トリムタブ)
 ・無知は恥ではない無知なのに知ったかぶりをするのが恥じである

◆「強い生命力を育む」老子の教え:自足して生きる喜び:中野孝次

 ・人や社会を知ることよりも自分を知ること(汝自身を知る)
 ・人に勝つのでなく己に克つこと
 ・一種類ばかり植林した山は豊かさと生命力を失う
 ・あらゆる樹木を混生させバランスをとるこれが生命力のもと
 ・自分の好むものさえあれば世間からどのように見られようが満足できる
 ・豊な社会にいては豊かさは実感できない 例えば食べ物
 ・大所高所から事態を観察し物事の本質を見抜く能力の原点はプリンシブル
 ・自分のプリンシブルでモノゴトの性質を見極め自分の行動を決める


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2008年06月17日

選書:松原泰道の禅語:人生をささえることば

◆生き方のこつ

 ・禅では善悪や好悪、遅速というような二見に分けることを嫌う(一円観)
 ・二見に分れば感情が加わり一方に執着する
 ・ものごとを比較する心と執着心が苦しみの元になる
 ・執着心が出たら物事を正しく判断できない
 
 ・手段の中に目的を包含すれば失望や挫折感を減らすことができる
 ・きれいにすることを目的にするのでなく掃除そのもに価値をおく
 ・病気が人を殺すのではなく妄想が人を殺す
 ・主体性をもてば生きがいの方から訪ねてくれる
 

 ・「色即是空」 :咲いたかと思うと散るさくら 
 ・「空即是色」 :いつの間につぼみがこんなに大きくなったのか
 ・「日々是好日」:毎日、心の状態をプラス思考でという教え(唐の禅僧)

◆「和」3つの意味

 ・「和合」・・・ 憲法17条・・・和をもって貴しとする・・・
 ・「加算」・・・ 1+1=2・・・力を合わせるプラス思考
 ・「和え物」・・・1+1=無限・・・創造性を発揮し新しい価値を創ること
 
   (補足)和をもって貴しとするとは「出会い(一期一会)を大切に」と言うこと

◆釈迦の「一夜賢者」の教え

  過ぎ去れる事を追うなかれ、今だ来たらずを願うなかれ
  過去はすでに捨てられたり、未来は未だ到らざるなり
  さればただ現在するところのものをその処においてよく観察すべし
   中略
  ただ今まさになすべきことを熱心になせ
  たれが明日死のあることを知らんや
  まことにかの死の大事と遇わずということはあることなし
  よきかくのごとく見極めたるものは心をこめ昼夜怠ることなく実践せん
  かくの如きを一夜賢者と言いまた心静まれる者とは言うなり

    ポイント:「今日できることを明日に延ばさず熱心に行なえ・・・」
    論語にも同じような教え「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」


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2008年06月12日

良書:生きがいのマネジメント:飯田ふみひこ 

◆人間関係のコツ:トーマス ジェファーソン効果(米3代目大統領)

 ・怒りを抑えるコツは感じた時に口を開くまでに1から10まで数える
 ・会話は「先ず肯定」から入るその後意見をのべる:「YES/BUT」
 ・モノゴトを愛し好きになる、そうすれば損得から開放され楽になる

◆成功の根本「楽観主義への心構え」

 ・志や目標を達成する情熱を維持するのは意思の力である
 ・自分の心を気分(感情)に支配されず意思でセーブする
 ・楽しかった思い出と悲しかったことを引算し前者を多く思い出す
 ・「損得感情を減らす」損得感情が怒り、落胆、不安というマイナス心理の元
 ・「長所を見る」欠点に目がいけばどのような人ともよい人間関係が築けない
 ・「好き嫌い」は感情の世界で長続きしないが「愛」は意思の力であり長続き可
 ・強い使命感、成功する人は成功した時のイメージを強く画いている

◆楽観主義の効果:心理学者セリグマンの説

 ・優れた成績・・・事業、仕事、スポーツ、勉強、美術、芸術
 ・心身の健康・・・病気やウツに強く成人病にかからず長生き型である
 ・よい人間関係・・・明るく・未来を楽観的・期待・長所主義・信頼
 ・覚悟ができる・・・「失敗もよし」と言う覚悟が落ち込みを減らす
 ・自己中心から離れることができる・・・
   自己中心に生きれば孤立と孤独と心の病の人生が待っている 

◆ウツ病にならないコツ・・・アンダーソン
 
 ・女性は男性の2倍のウツ病、理由は考え方の基本が悲観思考のため
 ・悲観思考に陥らないコツは必要以上にモノゴトの原因をつきとめよ  うと考えないこと
 ・目標や理想を追求しても「とりあえず」と言う考え方や行動が大事
 ・完全主義に囚われてしまうと「現実はそんなに上手くいくはずがない・・・」という悲観的な思考が先行する

   
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2008年05月29日

良書:人間関係の技法:木戸幸聖

◆人間関係のポイントは挨拶

 ・相互に相手を認め結びつきを強める基本的なコミニケーション行動
 ・挨拶の程度はその人が普通の人かどうかを見るバロメーターである
 ・にこやかな挨拶は一種の心の豊かさである
 ・内向的な人は人から支配されるのを恐れるゆえに挨拶が苦手で印象が悪い
 ・外交的な人は積極的に挨拶を行い相手に好意的に受け入れられ認められる
 ・心の病気にかかった人の社会復帰は挨拶の仕方を重要な課題にあげる
 ・幼児の躾で挨拶は重要、上手な人間関係や健全な成長の鍵になる
 ・挨拶ができる子供は行儀がいい、挨拶は基本的な作法の一つである

◆コミニケーションの基本は言葉のキャッチボール

 ・ボールを投げ受取った人が球を投げ返しその球を又投げ返す・・・
 ・会話はギブアンドテイク自分が話したら次は相手に話す権利を
 ・言葉をかけるのも大事であるが返すことの大切さを忘れない
 ・返事もしないという無視は心理的に深傷を負わせる陰湿なコミニケーション
 ・無視された当人は「無力感、疎外感、孤独感、いらだち」に苦しむ
 ・批判はしばしば相手を責め自分の考え方を押し付ける形に発展する

◆聞き上手のポイントと効果

 ・「ありがとう」の言葉は人間関係の潤滑油である
 ・励ましには「元気つけること」と「相手への思いやりや愛情」がなくてはならない
 ・褒めるポイントは「人柄」と「作品や行為そのもの」をほめる方法がある
 ・聴く効果は話し手の自尊心を高め心を癒し健康を保つ最大の支援である
 ・漠然とした気分や感情を話すことで言語化すれば現実味をおびてくる
 ・愚痴を鵜呑みにしない、愚痴る過程で独自の物語を加工する働きがある
 ・概して依存的で自分を認めてもらいたいという欲求の強い人ほどよく愚痴る

◆言葉と目の表情
 
 ・目と表情は非言語的コミニケーションとして重要な役割をもつ
 ・言葉と目の表情が一致しておればホンネに近いメッセージの意味
 ・目と目の接触は乳児幼児と母親のコミニケーションで愛着の一つ
 ・愛情、怒り、疑い、悲しみ、敵意などの感情は目の表情でも判る
 ・自閉症や精神障害者は目と目の接触を避ける傾向が強い

◆批判と嘘

 ・人格に関する非難は相手の自尊心を傷つけ反発を呼ぶ
 ・ネガティブな感情を伴う批判や叱り方は相手の人格まで非難することが多い
 ・人格非難の例「誤字だらけではないかこれでは君に任せることはできない」
 ・嘘は「嘘つきは泥棒のはじまり」の言葉が示すように不道徳の代表である
 ・嘘には利己的、利他的、関係調節的等の種類あり不道徳ばかりではない
 ・病人の見舞いに「元気そうだね顔色もいいし」と言うことばは利他的な嘘である
 ・自分を有利に導くための嘘は利己的で許しがたい


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2008年05月20日

良書:すべては脳からはじまる(続):茂木健一郎

◆脳は快楽主義である

 ・何か行動を起こし、うれしいこと(報酬や快楽)があるとその行動は強化される
 ・これを『強化学習』と呼ぶ、人はこの「強化学習」によって変わっていく
 ・褒めると効果があるのは「強化学習」のためである
 ・人の行動を変えようと思ったらほめ続けることだ(動物も同じ)
 ・認められることは脳にとって最大の報酬の一つである(イルカの調教)
 ・快楽は脳が作り出した『変わるための魔法』なのだ但し快楽の自己責任が必要
 ・快楽には飲食や贅沢から奉仕活動や未解決問題に取組むというものまである
 ・やがて確実に手にする喜びはその実現を先延ばしにするほど長続きする
 ・楽しみにして待つことの意義は大きい

◆脳は人間関係から多くの喜びを得る

 ・新しい環境に置かれると脳はフル回転して潜在能力が発揮される
 ・文化とは人との出会いから生まれる
 ・語らい意見を交換するそのような場が文化を育むのである
 ・人間関係での喜びとは誰かの役に立ったか心が通じあったかと言う点にある
 ・他人と比べてどうかという比較は本来関係がないのである
 ・競争もまた一種の人間関係である
 ・一位になると言うのは目的でなく褒めてもらう認めてもらうための手段である

◆脳を活性化するには健全な批判的精神も大事

 ・小事にこだわらず常に全体を眺めたうえで大胆に行動すると脳が活性化
 ・但し行動で何よりも大切にすべきは『プリンシブル』にそってと言うこと
 ・プリンシブルとはモノゴトの道理、原理原則ということ
 ・常に勝ち馬に乗る人生は楽しいかも知れないが魂の成長には役立たない
 ・逆境でも自らを奮い立たせる脳の働きは負けた苦しさに耐えなければ鍛えられず
 ・人間の成熟度の目安がどのくらい人の話を聞けるかで判る
 ・長所を褒めるだけでなく短所も客観的に観察し把握するが大事
 ・時として批判的精神(短所)がよりすぐれたモノゴトを生む創造力の元になる


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2008年05月15日

良書:すべては脳からはじまる:茂木健一郎

◆まえがきから

脳を理解することはすなわち人間を理解することである。私達の喜びも哀しみも全ては脳と言う劇場を舞台にしてはじまる・・・。今日に於いて、脳を生かして生きる最良の方法は自分の脳の中に息づく多様性を慈しみ、世界にあふれている多様性を抱きしめることである。

◆ことば「笑い」の心理

 ・緊張をほぐすために笑って見せたのが笑いが生まれた理由である
 ・危険に見えて実は安全と言う時に人は笑いを誘うのである
 ・心から笑うことができるのはそこが心理的な安全地帯であるであるからだ
 ・心からの笑いは一種の贅沢でさえある

◆脳回路と記憶

 ・音楽鑑賞という高尚な欲望と美食を求める低俗な欲望が同じ脳回路で処理される
 ・酒やタバコという嗜好品の欲望と美術や哲学といった教養はと同じ回路である
 ・脳は貯えた記憶の関連性を結び常に活性化した記憶を編集し続けている
 ・記憶力で大切な事は正確さより記憶を整理し編集し生きる知恵を見出すこと
 ・脳に蓄積された情報は簡単に消えないが適切な刺激を与えないと蘇らない
 ・なつかしさは膨大な情報の中から刺激により再活性化された意識と感情である
 ・たとえば生家の柱の傷を見て幼少のころの生活を思い出すことなど
 ・創造性とは編集の過程で経験し蓄積された新たな組合せで生じる現象である
 ・高齢者のインターネットは本人の記憶や潜在力を伸ばすのに適している

◆遺伝子に頼るよりプラス思考と行動が大事

 ・弱点を抱えた人がそれを克服し余人には及ばない成果を出す人がいる
 ・これは明らかに脳がプラス思考で働いたためである
 
 ・脳は情報が音声だけであると状況を上手く理解できないが視覚は一目瞭然
 ・とりあえず行動することによって次に何をすべきかが見え脳が判断する
 ・知能に対する遺伝の影響はほぼ50%で後の半分は環境と本人の努力次第
 ・遺伝子によって行動のほとんどが決まるのは昆虫や下等動物
 ・人間は下等動物と異なりこれで終りと言うのではなく学び続けるのが特徴だ
 ・脳は見えないものあると、かえって創造をかきたてられ見たい欲望がつのる
 ・名作は洋の東西を問わず何か重大なことを隠しているという印象を与える
 ・顔立ちは才能の一部である、魅力的な女性と目が合うと脳が活性化する


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 このレポートは次回に続くキーワードは
   ◆脳は快楽主義である他

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2008年05月13日

選書:生きる力、生かす気功:根岸宏衣

◆気は高きから低きに流れる

 ・高い気の人は低い気の人に吸い取られる
 ・気が低い人は病人を見舞ってはいけない
 ・病人はみな一律に気が低く波動が悪い
 ・気が低い人がさらに気の低い人とつき合えば病む
 ・毎日が疲れている人との交際は避ける

◆元気の要素

 ・心が病気をつくり心が病気を癒し治す
 ・気のよい人(善)とつきあうと元気を与えられる
 ・気の悪い人とつき合うと体が疲れ心が曇る
 ・人の言葉には強力なエネルギーがある「言霊」
 ・積極的な言葉が大事、消極的、否定的な言葉は自他のエネルギーを奪う
 ・すぐれた本は温かい波動が流れている
 ・笑っている顔は相手によい気を与え元気をあたえる
 ・音楽は最高の気のエネルギーである:モーツアルト

◆ガン告知を受けたときの気功学的な心理療法

 ・ガン細胞をやっけるなどと考えない、ガン細胞も身体の一部
 ・自分の生き方や心の持ち方の誤りに気づくこと:ガンは結果である
 ・今生かされていることに心の底から感謝する
 ・毎日よいところを探し感謝の気持とよい人よいモノを選択し触れる
 ・不平不満や被害者意識は最悪の結果を招く心である
 ・自分で出来る範囲でまわりの人に役立つ生き方をする「心の清掃」
 ・呼吸体操と宇宙イメージ内観法(精神を集中し自己観察)の実行
 ・緊張をほぐす時間をつくり元気になったイメージを日々訓練
 ・ガンが消えるまで外気功の治療を受ける:気功師から気をもらう
 ・気功治療で治った事を医者をはじめ多くの人に話す:元気を分け与える


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2008年04月29日

良書:心が軽くなる本:山崎房一

■心の健康は与える愛をもつこと(奉仕の精神が大事)
 
 ・何かに取組もうとする積極的な心は根底に対象となる目標や愛がある
 ・愛には与えられる愛と与える愛がある(愛は意志である)
 ・与えられる愛を持っているとき心はゆれるが与える愛はビクともしない
 ・一方通行の与える愛の代表が奉仕の精神であり最も心が晴れる
 ・代償を求める愛は落ちこみ症候群の原因となる
 ・落ち込みを防止するには無償の愛、奉仕や一方通行の愛に目覚める事
 ・人間関係で愛を喪失すれば倦怠、憎しみ、嫌悪の感情が芽生える

■精神的に疲れる原因である「心理状態の自己診断項目」

 □・自分の利益を最優先させている:自己中心(自分から離れる)
 □・モノゴトを大げさに考えている:恐怖の心理(楽観主義)
 □・他人の意見や考え方に支配されている:自分で決断できない
 □・有害な矛盾心理に犯されている:二律背反(タバコと健康)
 □・他人の分まで責任をとろうとしている:自己責任意識の強すぎ
 □・被害者意識や自己愛が強すぎる
 □・ムリな目標を設定している:(ムリ、ムダ、ムラの理解を)
 □・罪の意識に囚われている:嘘・盗・怠(動機は善か)

  上記の項目に複数合致する人は深刻になる前に気分転換が必要

■受身的態度が被害者意識や猜疑心を拡大する

 ・自分で何も決断せず結果だけに期待をよせる態度を受身的という
 ・主体的な生き方と比べ受身的な生き方は幼稚性を引出す
 ・このタイプは期待した結果が得られないと不機嫌、すねる、意地悪となる
 ・期待が外れた時、他人に対する疑いや被害者意識が強くなる

■ホンネのことばがこころと意識をつなぐ

 ・ことばがなければ心(無意識)と意識(大脳)の交流ができない
 ・この心と意識をつなぐパイプが「ホンネ」という言葉である
 ・感情や本能は「ことば」によって大脳(意識)の伝えられる
 ・例えば空腹感と何か食べようという意識はことばによってつくられる
 ・ホンネは感情に直結しているが、タテマエは感情とは違うことば
 ・タテマエは自分の心を裏切ることばであり心の病にかかりやすい
 ・自分の心を裏切るホンネでない言葉は人の心を動かさない

■マンネリの怖さ

 ・マンネリとはいつも同じ事を繰り返すために徐々に新鮮な感情を失うこと
 ・継続が力になるのは同じ事を繰り返しても真剣かつ工夫して行なった時
 ・ワクワクする躍動感が消え無味乾燥な倦怠感が広がる
 ・刺激が乏しいため大脳や精神の働きが低下し緊張感が低下
 ・緊張感がない状態は心の余裕があるということである
 ・この余裕を上手に対処しないと不愉快な事ばかりが気になってくる
 ・この結果話の中心が愚痴や言い訳、被害者意識が多くなる
 ・危機への対応や若さを保つ好奇心などの機能がすっかり錆付く
 ・マンネリという罠にはまれば心のゆき着くところは無気力、弱気、不平、不満
 ・「人間は暇になるとロクなことを考えない」と言ういわれの元
 ・何かに熱中している人は決して悩まない


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 連絡・・・次回の投稿は5月8日(木)の予定です。ゴールデンウィークを楽しんでください

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2008年04月15日

選書:「元気」:「生きるヒント」等:五木寛之

◆考え方の成立ち

 ・考え方の成立ちは「感じること」と「知ること」にはじまる
 ・感じて知れば人は考え方と行動が変わる
 ・「なるほどそうか・・・」と思えばもう変わっている
 ・従って人生は「感じること」と「知ること」この2つで変わる
 ・日々新しさを感じたり知るには積極的な行動や素直さが何より大事

◆人間は物語に感動し共感する

 ・この世の出来事(モノゴト)はすべて「物」と「物語」で成立つ
 ・物(物理)の世界は物語をつくる手段である
 ・物(物理)は証明されなければならないが物語は共感が大事
 ・人間は「物語を信じて生きる」生きものである(宗教はその一つ)
 ・自分の人生を物語で語れるようになればもう立派な生き方である
 ・物語にまで発展させるには何事も一貫性がなくてはならない

◆人間が持つ三つの働きとは

 ・人間が持つ三つの働きとは「体力」「脳力」「気力」である
 ・体力とは「身体」、脳力は「こころ」、気力は「魂」と言うこと
 ・元気とは気力であり自分らしさを発揮する「魂」ことである
 ・「脳力」は意思や理性といった「知性」と喜びや怒りと言う「感情」で成立つ

◆不安は生命力の母

 ・不安は人間の優れた警報器である
 ・不安は電車を動かすモーターに流れる電力のようなもの
 ・不安は人間らしく生きようとする心の余裕から生まれる
 ・不安は生きる力そのものである
 ・人は泣きながら生まれてくる(リヤ王)


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2008年04月10日

良書:まわりみちの極楽論:玄侑宗久

◆人間の心理状態に仏教の六道あり
 
 ・人間関係が悩みの種になっているのが人間(ジンカン)である
 ・この世の住み心地は人間関係いかんで一変する
 ・仏教には人間の心理状態として『地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・ 天」の六道がある
 ・最悪の人間関係の表現が『地獄』その前が『餓鬼・畜生・修羅』
 ・好きになった人のことは理解に努めるし理解できなくても認めようとする
 ・他人に対する認識は好かれることを優先すれば言葉や行ないを自ずと慎む
 ・『ありがとう』を先に言えば意識(脳)が感謝すべき事柄を探し出し人間関係を良くする

◆人生を物語にする

 ・物語とは自分が貫いた一貫性ある過去の凝集された話しである
 ・物語がないと自分も他人も把握することができない
 ・一つの文章をつくるのに最も必要なことは一貫性である

◆自分を変えたければ

 ・自分を変えたければ変えようと思わず、何か新しいことを始めるだけでいい
 ・体が言うことを聞きやすい言葉がある、それは「現在完了形表現」を使うこと
   「涼しくなってきた」「元気が出てきた」「人前で話ができるようになった」
 ・創造性と言うのは常に反社会的である可能性が高い(覚悟が必要)
 ・近代社会で分業にしている部分を少しでも自分でやるとかなり面白い遊びになる
   「料理でも菜園から始めると相当遊べる」
 ・直接みることのできない因果律のことを「お陰様で」と呼ぶ

◆貴重な経験と勘

 ・若い時の勘は非常に思いこみが強く総合的とはほど遠く人を傷つけやすい
 ・総合的な判断力とは「勘」である人間は年とともに「総合的な勘」は向上する
   (直感や勘は体験がなければ働かない、多くの体験大事)
 ・人間の遺伝子は5%程度しか目覚めていない(これも体験で目覚める)
 ・苦労し乗越えたと言う体験は新しい遺伝子の目覚めと考えるべき
 ・「何事も心を楽しく受けとめる」ことができるような修養が極楽の入り口
 ・自分に起こることはすべて積極的な意味があるという生き方が大切

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2008年04月01日

良書:しぐさと表情の心理分析:工藤力

◆しぐさや表情の働き

 ・しぐさや表情はことばによらないコミニケーションである
 ・日常の人間関係が円滑に営まれるために表情は重要な役割をはたす
 ・相手の気持を読み取ったりする場合にはことばに勝る力がある
 ・自分の気持をキッチリと相手に伝えるために最も大切な働きをしている
 ・顔やしぐさの表情は感情の反応であり、その意味の解釈は万国で共通している
 ・足を引きずったり歩幅が長過ぎたり短過ぎる歩き方は狙われやすい
 ・キョロキョロ ブラブラ歩きは自分からサインを送っているのと同じ

◆姿勢と表情が伝える感情とその心理

 ・「眉タッチ」・・・最も感情がでやすい場所は眉周辺、縦じわ等を隠す動作
 ・「鼻や口に手をやる」・・・相手が何か納得していない反応が多い 見逃してはならない
 ・「腕を組むしぐさ」・・・自己防衛を示す代表的姿勢 
 ・「初めから腕組み」・・・脅威やひけめがあり初めから負けている聞き手に多い
 ・「途中で腕組みをし目線を遠くにやる」・・・その場の話題が脅威を与えた反応
 ・「腰に手をやりひじで三角形の体型」・・・身体を大きく見せ相手を脅すしぐさ
 ・「あごを突き出す」・・・目線の感覚から一段高いところから相手を見下し挑発する心理
 ・「直立不動」・・・左右対称系の姿勢であり緊張の表れ(左右が違った形はくつろいだ姿勢
 ・「相手と同じしぐさ」・・・仲のよい仲間どうしでは姿勢やしぐさが似ている
  姿勢やしぐさが似ていると違和感を少なくし信頼関係が生まれやすい  
  姿勢の模倣行為は心理治療でとても大切な方法である  
 
◆初対面の人に接近するプロテクニック

 □・やさしい笑顔を浮かべる
 □・親しげなそぶりと自信に満ちた態度と話し方
 □・まず相手の外見をほめることからスタート
 □・芸能人やタレントになぞらえ自尊心をくすぐる
 □・相手の関心事や興味を素早くつかむ
 □・時には相手の情けにすがる演技を上手にする
 □・相手の反応を見ながら同情を誘う演技を心得る
 □・話題は巾が広く相手に合わすプロ
 □・視線を頻繁に合わせようとする 目線合わせは好感を引きだす
 □・話を強調したり内容をわかりやすくさせるためにジェスチャーを多く使う


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posted by TMS:ふじわら塾 at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 人間理解心理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする